学問

大学生を狙った投資詐欺の実態とは

今現在大学生の間では「バイナリーオプション」という投資の一種を利用したネズミ講やマルチ商法が横行しています。その実態は何なのか。今回はこう言った詐欺事件に巻き込まれた人間の1人である私が実体験を踏まえてかなり詳細に伝えていきます。もしこれに似ているなと思ったら99%その通りであるのですぐ関係を立ち去ってください。不思議に思うであろうことは後ろの疑問解決に書いてあるので全部読んでから読むとなるほどとなると思います。

経緯

 

経緯はこんな感じです。

ある日友人からこんな連絡がきます。

「久しぶりに2人でご飯でも食べようよ」

別に断る必要もありませんし

「いこいこー」

みたいな感じで連絡を取り、当日会うことになります。

当日友人に会い、会話をしている中でだんだんお金の話になっていきます。そうして友人は

「実は今、投資やってるんだけど月20万くらい稼げるんだよね」

と話を切り出します。そうすると友人がどんどん話し始め、

「投資は難しいけどあるやり方のお陰で勝ててる」、「お前とも一緒に稼ぎたいなぁ」と言い出します。

少し怪しいと思いつつも私は「そのやり方ってやつを教えてよ」と言いました。

しかしここで友人が勿体ぶる発言を

「でもこのやり方は知り合いの経営者さんに教わったから俺からは教えられないんだよね、もし経営者さんに会えれば教えてもらえるかもしれないけど」

ここで気になった私は経営者さんにはどうすれば会えるのか聞きました。

友人は「直近で2日連日で空いてる日を教えて。経営者さん忙しいけどもしかしたらどっちかで会えるかもしれないから俺がお願いしておくよ」

直近の空いてる連日を教え、その後は友人と遊んでその日は終えました。

 

数日後

「超ラッキーじゃん、経営者さん会えるって。連日の1日目は空いてるからそこですごいやり方を教えてもらおう。2日目もまだ空けておいて!経営者さんがいきなり用事変わるかもしれないから。あと当日は失礼のないようにスーツで来て。場所は渋谷の坐忘ってとこだから渋谷駅で待ち合わせてから一緒に行こう。」

と連絡がきます。

 

当日

渋谷駅で待ち合わせてまだ会う時間までには時間があるからとカフェに入ります。

そこで友人の話が始まります。いきなりルーズリーフとペンを取り出して生涯賃金が普通に生きていたら少ないという話から始まりその解決策が投資であるが投資は難しい。しかしあるやり方(システムトレード)なら安定して稼ぐことが出来、多くの収入で将来も安心して生きていけるという話を具体例を挙げていきながらかなり言葉巧みに話していきます。

これまであまり将来のことなど考えずに生きていたため友人がかなり色々考えていることに私はとても驚くとともに自分が出遅れているかのような焦燥感に駆られました。

時間になり経営者さんとの待ち合わせ場所である坐忘で席に着き待っているとかなり若め経営者さんが「こんにちは」と挨拶してきました。年齢は20代後半から30代くらいだろう。

しかし決して失礼がないようにと言われていたので席から立ち上がりきちんとお辞儀をし「今回はお忙しい中来てくださりありがとうございます」といい席に着きました。

最初の10分間くらいは友人も含めた3人で自己紹介やプライベートなど他愛のない話で盛り上がりました。

そして本題に入る前に

「僕が嘘やおかしなことを言っていないか確認するため今からの話は録音するね」と言われその後本格的に話が始まりました。

「僕の知人がバイナリーオプションに関するAIを搭載したUSBを開発してそのパフォーマンスに驚いてなんとかして仕入れることが出来ないかと頼んだところ特別にOKしてくれてそれを今販売しているんだよ」と言います。

ここで違和感に気づきます。

当初はやり方を教えてもらうはずだったのになぜか商品の紹介をされていることに。

しかしその商品であるUSBのパフォーマンス表というものを見せられあまりよく理解できなかったのですが友人がやたら「すごいよね、めっちゃパフォーマンス高いよね」と言ってきてこれは凄いモノなんだと錯覚するようになりました。

またこれを購入した人の中で団体を作っていてその中でミーティングやセミナー、イベントを開いてみんなでもっと稼ぐために勉強していることを告げられ購入する商品以外でのメリットも聞きました。

そして最後に商品の値段を告げられました。

 

 

なんと52万円

 

あり得ないだろうと思いました。

また世の中はビジネスで成り立っているわけでWIN-WINの関係でなくてはならないといいこれを紹介した友人にもWINを与えなければいけないからこの52万円のうちの6万円を紹介者に渡すという話でした。でももし稼げなくてもクーリングオフの期間が二週間あるからダメだと思ったらクーリングオフできるよという話も聞きました。

ここで友人がお金目的で誘っていることがわかった

と同時にどうやって友人はこのUSBを入手したのだろうという気になる気持ちも湧きました。

今日はここで商品の販売はできないと言われ話が終わり挨拶をし坐忘を出ると友人がやたら

「めっちゃ凄いでしょ。これなら稼げそうじゃない」

と値段には触れず買う前提で話してきました。

こんな高いものなんて買えるわけないのにどんなつもりで俺を誘ったんだという苛立ちの気持ちもあり

「いいものだとしてもあんな高いもの買えるわけないじゃん。」

と少し強めに言うと

「俺は借金して買ったよといい、もし借金が不安ならめっちゃ稼いでる俺の投資の先輩に会って話を聞こうよ」

と言い間髪を入れずにその先輩に電話しました。

今度はまた別の店でその投資の先輩とやらに会うことになりました。

投資の先輩(年齢はなんと一個上)が来て友人から話を切り出し今の状況を説明しました。

すると投資の先輩も以前は全く同じ状況だったと言います。

「俺も値段を聞いた時はすごい高いと思ったし、誘った奴はどういうつもりで誘ったんだよとも思ったし、借金するなんて考えられなかった」

「でもせっかくこういう稼げる機会があったから無駄にするのはもったいないと思って勇気を出して借金して買ってしまったよ」

「でも買ったおかげで3ヶ月で借金は返済できて今では自由な生活が送られているからUSBのおかげだよ」

と言っています。この当時の私と同じ気持ちの人間がいてその人が成功しているんだったら借金してでも買おうかなぁと思ってしまいました。

そうしていつ買うかとなった時に明日もしかしたら買えるかもしれないと言われます

そうすると友人が

「明日ってまだ予定空いてるよね」

と聞いてきます。2日連日で空けていたわけなのでたしかに空いています。

そしたら明日お金を借りてそのままUSBを買おうという話になりました。

怪しいところはたくさんあったのに私がここで買うという選択をしてしまったことが恥ずかしいです。

その後は夜までその友達と遊んでいました。

 

 

翌日

朝から高田馬場に来ました。

その理由は借金をするため。

高田馬場には学生でもお金を借りることができる学生ローンがたくさんあるのです。

学生ローンに入る前にはあることを覚えました。

いくら学生ローンでもお金を借りるにはある程度の収入と理由が必要なので

友人が用意した紙の内容を覚えさせられました。

内容は月の収入13万円、借りる目的が留学に行きたいけれどあと50万ほどのお金が留学までに用意ができないからということ でした。

当時バイトをほとんどしていなかったため月13万円は大嘘です。

この嘘の内容を使って学生ローンにお金を借りに行きました。

まず行ったのが「フレンド田」という会社。

ここでは30万円借りることが出来ました。

一応一つの会社からは30万円が限度ということらしいです。

もう一つの別の会社でもお金を借りることが出来ました。

借りた額は18万円でした。

4万円ほど足りなかったですがそこは自分の貯金から用意することが出来ました。

これでとうとう52万円揃えました

今度は渋谷に行きそこでUSBを買うための契約をすると言います。

渋谷に着き今度は経営者さんとは異なる人が来てその人と友人が立ち会いのもと今回のUSBを買う契約に入りました。

内容はいろいろありましたが取り敢えず、もし稼げなくても自分で購入したのだから自己責任というような内容が中心だった気がします。

そして契約書にサインして購入しました。

これが当時買ったものの中で一番の買い物だったのでとても緊張したのを覚えています。

その日はこれから始まるミーティングなどの予定決めをして終了しました。

その後はその集団の中の投資の先輩にバイナリーオプションをダウンロードしてUSBの使い方やバイナリーオプションの基礎的な内容を教わり二週間ほど経ちいつのまにかクーリング・オフの期限が切れていました。

そしてとうとう先輩からバイナリーオプションを始めても良いとい許可が出て最初は現金を使わずデモプレイでトレードしていました。

しかしデモプレイを1ヶ月やっても全く勝てません。

誘ってきた友人に

「これでほんとに月20万稼げた?」

と聞くと「稼げたよ、」と一言。

とりあえずもう52万円は払ってしまっているのでやるしかありません。ミーティングは毎回ケンタッキーやカフェなどで行うので週に2、3回行っていた私はかなりカツカツで借金もあり毎月最低7000円以上払わなければいけないのでかなりきつかったです。

そして3ヶ月ほど経った頃、いつものようにミーティングするのですが今回はビジネスの話をされました。

もし今お金がないならお金を貯めてからバイナリーオプションをすればいいと言い、人1人紹介につき6万円が手に入るから紹介をやったほうがいいと言われました。

 

 

疑問解決

その後紹介のためのあらゆることがわかりました。

・まず紹介者が月20万というのは嘘でそう言うように上からに言われる。(私を紹介した人間も結局は嘘を認めたので間違いないです。)仮に稼いでる人がいてもそれは紹介による利益で稼いでいます。

・経営者と会うために2日連日で開ける理由は1日目で買わせるように仕向けその後冷静になって考えさせる暇を与えないために2日目に購入させるためです。

・紹介者が経営者と会う当日に書くルーズリーフの内容はテンプレがあ何度も繰り返し練習させられ完璧になるまで覚えさせられます。

・坐忘には毎日経営者がいてそこで他の人が連れて来た友人にも同じ説明をしています。また経営者は紹介者があらかじめ連れてくる友人の情報(性格や趣味バイトの情報などなど)を共有しているのでそれに合わせた話の盛り上げ方をしてきて高感度を持たせてきます。

・坐忘の後に会う投資の先輩というのも予め仕組まれてる人間で紹介者が逐一情報を提供しているため連れていかれる人間の考えを知っておりそれに合わせて同調して信頼を得て、借金をさせて買わせる抵抗感を下げるためにいます。

・学生ローンでお金を借りる際の嘘の情報はテンプレがありそれを紹介者が考えたかのように伝えているだけ

・USBが50万前後の理由は学生ローンで借りられる上限が50万程度のためです。

・クーリング・オフは出来ますが二週間ではなかなか投資をさせてくれないので大体の人間はいつのまにかクーリング・オフの期間が過ぎてしまいます。

・USBでは全く稼げません。

 

まとめ

私が経験したのはこういうものでした。

大体どこも同じような手口らしいです。

もしこれに似ているなと思ったりしたら本当によく考えてください。

48万円の借金をし返済のために大学生活の一年間の間学校以外の時間をほとんどバイトに費やすような私みたいな犠牲者を出さないためにも。

ちなみに私はこの情報を知った後この集団との連絡を一切断ちました。

本当にお金はもったいなかったですし後悔はありますが私を紹介した人間がそう言った類の人間だったことに早く気付けたことは良かったかもしれません。

何度も言いますが、これに似たようなものは99%この類のものです。本当に気をつけてください。

これを読んだ貴方が被害者にならないことを祈っています。

 

 

ABOUT ME
モグラン
こんにちは。モグランです。現役薬学生です。食べること、寝ることが好きです。このブログをきっかけに物事を見る視野を広げられるようになることが目標です。少しでも皆さんの参考になるよういい記事を書いていこうと思います。